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あっという間 

転職してから、1ヶ月半が過ぎた。

新しいリハビリ病院の立ち上げスタッフとして就職した。
病院の立ち上げってどんな感じなのか想像もつかなかったけど、大きな法人だし、何度も新しい病院を作ってるし、
とにわかに期待していたし、初めての経験にワクワクした。

仲間が出来るかな?仲良くなれるかな?と緊張と不安を抱えて入職式に臨んだ。
緊張や不安を抱えてるのは私だけじゃないと何度も自分に言い聞かせた。

入職して、3日間オリエンテーションを受けたあと、すぐさまグループ病院での研修に入った。
研修グループは、病棟配属がバラバラな仲間で構成されていたが、緊張しながらの研修を共にした同志だったので
仲間意識が強まった。
4月17日から、配属病棟に分かれて院内研修が始まったが、研修グループの中で私と同じ病棟になる人は誰もおらず、被害者意識の強い私は、『看護部長の陰謀だ』と本気で思った。
だって、皆それぞれ研修グループで絆を深めてるだろうし、もう出来上がった中に入るのはすごくエネルギー使うし
もう辞めたい(>_<)の気持ちでいっぱいだった。

そんな心理状態の中、病院の工期が遅れ、開設スタッフ達もバタバタで、床にブルーシートを引いての講義の連続で腰が痛い。
もう私自身、不平不満の嵐・・・
文句ばかり出るし、辞めたい病だし、だけど皆の輪に入ろうと頑張っちゃうし、毎日くたびれて、お風呂に入ってバタンキューの生活だった。

この転職は失敗した。前の病院に戻りたい。

マジでそう思った。

不平不満が出て、病院が悪い、部長の陰謀だと他人に文句言ってるという事は、自分見つめをしていないという事。
そこに気が付いた時、自分に聞いてみた。
なんでそんなに文句言ってるの?と。

私は、個人病院での経験ばかりで、大きな法人は初めての就職だった。
法人が大きいという事は、システムもしっかりしているだろうし、トップ達の指導力も凄いだろうと勝手に期待していた。
これは、私のイラショナルビリーフだ。
大きな会社は完璧でなければならない。
だけど、いくら法人が大きいといえども、人が作り上げたモノだし、そこにはそれぞれの人の事情もあるし、その人のパターンもある。

そりゃあ、新入職者にとって完璧な方がいいかもしれないが、立ち上げという事で、予期せぬトラブルもあるだろうし開設スタッフ達もイッパイいっぱいになるだろう。

入職者たちはお客様状態で、全ての事を開設スタッフ達が請け負ってる。
そうか、私の中での立ち上げというのは、自分も汗水たらして、共に手を取り合って、ああしようこうしようとディスカッションしながら作り上げるものだという、勝手な思い込みがあったんだ。
そして、実際はお客様状態なわけだから、裏切られたという気持ちでふてくされてたんだな(笑)

自分の感情は、自分の価値観や思い込み、歪んだ認知を通して発生する。
決して、相手のせいではない。

そこに戻って考える時、自分の価値観がガチガチに固いんだとか、こんな期待があったとか、思い込みがあったとか気付く。
それらを受け入れて行って、自分の中で折り合いをつけると、なんだかスッキリする。

スッキリすると、色んな人の頑張りの中で自分が生かされているという事実が見えてくる。
そこに感謝の気持ちが生まれる。

そうやって、自分とコミュニケーションを図りながら、私はいかに恵まれてるか?という事をもっともっと感じて腑に落として行きたい。





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女性
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1976/12/16
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