尾崎　かおる先生

基礎から上級コースを学び終えるまで、１年３か月。
今振り返ると、あっという間でした。
そして、上級コースの学びを終えてから今日までの半年間、人生脚本とは。。。を考え続けました。
かおるさんと出逢った２年前、私は本当にボロボロでした。
何のためにに生きているのか、何故こんなに苦しく辛い人生なのか、どうしてこんなにダメな人間なのか、
生きている価値がない・・・。
理由も判らず、ただ、モヤモヤと常にそういう思いを抱いていました。
カウンセリングから始まり、心理学を学ぶことによって、徐々にその理由が判明・・・。
いやー、本当に見たくなかったし、苦しかった・・・。
自分の辿ってきた過去を紐解く作業は、衝撃の連続でした。
自分で選んだ道なのに、あまりの苦しさに、
『かおるさんの陰謀だ。』とさえ思いました。＜ごめんなさい(T_T)

生まれてからの生い立ち、ここを振り返るのは特に辛かった。
辛いからこそ、心を殺して生きてきたのに、そこにスポットを当てることはなんと表現していいやら・・・。
真実なのに、信じたくない！！と、どこにぶつけていいか分からない、怒り・悲しみに打ちひしがれました。

その生い立ち故、私は様々な禁止令を持ってることを学びました
全てをまとめると、『私には価値がない』という人生脚本を歩んでいることを学びました。

成功する価値がない・・・仲間入りする価値がない・・・考える価値がない・・・
感じる価値がない・・・楽しむ価値がない・・・
重要な人物になる価値がない・・・女の子らしく振舞う価値がない・・・
幸せになる価値がない・・・愛し愛される価値がない・・・
ダメだ、ダメだ、だめだ！！・・・

自分自身の価値。
そこが低すぎて、バカにされても・けなされても・傷つけられても。何も感じてはいけない。
私は悪！！と、本当に自己犠牲で自己否定の人生でした。

私にとっての心理学は、自分の価値、自分自身の尊さ、自分の存在の重さを思い出す学問でした。
人生脚本を書き換えたい！！書き換えてもいいんだ！！と奮起したけど、そうは問屋が卸さない。
自己否定のパターンに陥り、何度も何度も苦しみました。
このパターンに陥ると、自己否定をもっとしたくなる。そのループでした。

レイキも修得したけど、なかなか自分に愛を向ける事ができない。自分を許す事ができない。
自分を大事にする事が出来ない。
こんな私嫌い！！この嫌いなパターンいなくなっちゃえ！！
何度も思いました。
自分に手を添えることをし始めたけど、嫌いな自分がいなくならない！！
いつ人生脚本が書き換わるのよー！！
焦りました。
何も変わらないと。こんなんじゃダメじゃないかと。＜はい出ましたー。こんな私ダメ攻撃。

だけど、やっと気が付きました。
嫌いな自分を消そう消そうとしていたけど、それは、自分に死ねと言っているのだと。
嫌いな自分・・・その感情を見ていくと、
悲しい・・・寂しい・・・悔しい・・・怖い・・・もっと愛されたい・・・もっと認めてもらいたい・・・。
そんな愛おしい思いを教えてくれているのだと。
自分が取る行為で誰かを傷つけてしまうかもしれない。
だけど、そうしてしまった私が一番傷ついてるんだ。
その自分に対して嫌い！嫌い！と否定してもっと傷付けてるのだと。
灯台もと暗しでした。
そこに気付いた時、この自分こそ大事にしなければと、強く思いました。

私の当分の使命は、自分を許す事。どんな時でも味方になる事。
それが、人生脚本を書き換えるきっかけになると思います。

『私には価値がない』という人生脚本が、
少しずつ『私は価値がある人だ』という人生脚本に変わってきています。
前者の脚本の方が長いから、何かあると戻りたがります。
でも私は、そんな自分を許したい。許して愛し、癒して抱きしめてあげたい。認めて褒めたい。
この心理学をきっかけに、自分を大事にする人生を歩み始めました。
その歩み始めとして、自分を許す、愛する、褒める、認める、優しく抱きしめる。。。
その訓練をしていきます。

いつも、たゆみない愛を注いで下さったかおるさん。
凍てついた心を、愛で溶かして下さってありがとうございます。
これからは、私が私の愛を注いで、もっともっと満たしていきます。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2012/12/03
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石山　香